作成 2026-09-09/必要換気量の考え方
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写真はイメージ画像です。記事中の店舗・機種を撮影したものではありません。
局所換気は、発生した場所で捕まえるための仕組みです。
厨房のレンジフードは、部屋全体の換気とは別の考え方で設計します。油煙や熱が出るところで直接捕まえて外へ出す、局所換気と呼ばれる方法です。発生源から離れるほど捕まえにくくなるため、フードの大きさと位置が効いてきます。機器のふちより一回り大きく取るのが基本です。
計算では、フードの開口部を通る空気の速さと、開口の面積から必要な量を出します。開口を大きく取れば捕まえやすくなりますが、そのぶん外へ出す空気の量も増えます。増えた分は、どこかから入ってこなければなりません。ここが見落とされやすい部分です。
排気だけを強めると、室内の気圧が下がります。扉が重くて開けにくい、隙間から音が鳴る、火の立ち上がりが不安定になる、といったことが起きます。これらは機器の不調ではなく、給気が足りていない合図です。厨房の換気は、排気と給気を必ず組にして考えてください。
給気の入れ方にも注意が要ります。調理する人に直接風が当たると、寒く感じるだけでなく、炎や煙の流れが乱れて捕集しにくくなります。給気口の位置は、フードから離し、作業する人の背後や足元側から入れる形が扱いやすくなります。冬場に冷たい外気がそのまま入ると作業する人の負担になるため、必要に応じて温めてから入れる方法も検討してください。
客席側の換気設備を検討するときも、厨房の排気量を把握しておくと判断が変わります。厨房が引いている量、客席が必要とする量、そのうえで建物全体としてどう釣り合わせるか、という順に見ていくと整理できます。厨房を先に決めてから客席を考えるほうが、手戻りが少なくなります。厨房の排気は量が大きく、あとから変えるのが難しい部分だからです。改装の予定があるなら、その計画とあわせて検討すると一度で済みます。
店舗の広さ、厨房の設備、建物の条件によって、必要な換気の量と選べる機種は変わります。具体的なご検討は、ライブラリの動画と個別のご相談をあわせてご利用ください。