作成 2026-09-09/高性能換気設備の最新情報
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写真はイメージ画像です。記事中の店舗・機種を撮影したものではありません。
入れ替える空気の量だけでなく、冷暖房の効きに差が出ます。
換気扇は、室内の空気を外へ出す、あるいは外の空気を室内へ入れる装置です。空気を入れ替える働きはしますが、そのとき室内の温度や湿度は、そのまま外へ出ていきます。夏の冷房中であれば、せっかく冷やした空気を捨てて、外の暑い空気をそのまま取り込むことになります。冬はその逆で、暖めた空気を捨てて冷たい空気を入れることになります。
全熱交換器は、外へ出す空気と、外から入れる空気を、装置の中ですれ違わせます。すれ違うあいだに熱と湿気の一部を受け渡すため、外から入る空気は室温に近づいた状態で室内に入ります。換気の量を確保しながら、冷暖房の負担を抑えられるところが違いです。「熱交換」と呼ばれるのはこの受け渡しのことで、湿気まで扱うものを全熱交換、熱だけを扱うものを顕熱交換と呼び分けます。
どれくらい受け渡せるかは機種によって差があり、カタログでは交換効率として示されています。効率の数字が高いほど外気の影響を受けにくくなりますが、そのぶん本体が大きくなり、置ける場所が限られることもあります。数字だけで選ばず、置ける寸法とあわせて見るのが現実的です。
飲食店では、営業しているあいだ換気を回し続けます。換気の量を増やすほど、冷暖房で使ったエネルギーが外へ出ていく量も増えます。「換気は強めたいが、光熱費と客席の温度が気になる」という場面で、全熱交換器が選択肢に入ります。席が窓際に近い店舗ほど、外気の影響は体感に出やすくなります。
ただし、厨房のように油煙を多く含む空気は、そのまま熱交換に通せないことがあります。どの空気をどの経路で出すのかは、客席と厨房を分けて考える必要があります。あわせて、フィルターの清掃が前提の設備であることも押さえておいてください。清掃をしないまま使い続けると、風量が落ちて本来の効果が出なくなります。点検口の位置を、設置のときに確認しておくと後が楽になります。
店舗の広さ、厨房の設備、建物の条件によって、必要な換気の量と選べる機種は変わります。具体的なご検討は、ライブラリの動画と個別のご相談をあわせてご利用ください。